郡司泰久のサブカルチャー・パラダイス

鎌倉サブカルチャー研究会会長の郡司です。皆さん、コミュニケーションしましょう!

ラノベと純文学の自由について

何を書いても自由、作文の文法をいくら無視してもかまわない凶暴な小説を常々、求めてきました。本当に自分の書きたいことだけを書いている作家は、どれだけいるでしょうか。純文学では、丸山健二氏、中原昌也氏が思い浮かびますが、主流から外れているのかもしれません。でも、自分の作品がどの流派に属するなんて、彼らは気にしているでしょうか。この我意を押し通していくと、ジョイスの「フィネガンズ・ウェイク」のような破天荒すぎる暗号のような作品を書くことになってしまうのかもしれません。これをどのくらいの人が読むのか、そら恐ろしい気がします。さて、ラノベですが、このジャンルで何を書いてもいいとうそぶく作家もいるのには、驚いてしまいます。自分らしさやオリジナリティは好きなことを書くことで表現できるのでしょうか。文学は無意味な統合失調症の錯文に終わるのでしょうか。思い悩む日々です。